海外生活のあれこれ~マツコのフランス駐在日記~

旦那の仕事の都合でフランスに来て1年、海外赴任中のあれこれを書き留めていきます。

ルイヴィトン美術館の印象派展(コートールド展)がすごい良かった!

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昨日、ルイヴィトン美術館の印象派展(コートールド展)に行ってきました!

マネ、モネ、セザンヌ、ドガ、ゴッホなどなど、有名な印象派画家の絵が多数あり、絵画に詳しくない私ですが、とても楽しむことが出来ました。

余韻が冷めないうちに、その企画展について書きたいと思います。

 

初めてルイヴィトン美術館へ

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正しくは「フォンダシオン・ルイ・ヴィトン」「ルイ・ヴィトン財団美術館」と呼ばれるルイヴィトン美術館。2014年秋にアクリマタシオン庭園内にオープンした、現代アートを中心とする美術館です。

正直、私は全然絵に詳しくありません。美術館は、ガイドブックの最短コース(最低限、これを見ろ的な)ものをベースに回ります。

「この絵、テレビや本で見たことある!」

「これ、(画家の)〇〇の絵だって!」

「(ネット見ながら)これが有名なやつらしいよ。」

と、いう完全にただのミーハーです。でも、せっかくこんなに美術館に囲まれた環境なので、フランスに来てからは1~2ヵ月に1度くらいの頻度で、美術館や博物館に行っています。

 

今回、ルイヴィトン美術館には初めて足を運びました。現代アートがよくわからないし、それに対して入場料も高いと感じていたので、別に行かなくてもいいかなと思っていたからです。(入場料:16ユーロ)

でも今回、印象派展がやっているということ駅のポスターで知り、お友達と一緒に行ってみることにしました。

 

コートールド・ギャラリーから約110店の作品が!

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このゴッホの『耳に包帯をした自画像』も、見所のひとつです。

 

今回の企画展は、

La Collection Courtauld.Le parti de l'impressionnisme(コートールド・コレクション~印象派のビジョン~)

ロンドンのコートールド・ギャラリーが改装により2018年秋からおよそ2年閉館することに伴い、そのコートールドのコレクションの貸し出しが可能となり実現した展覧会です。

今回、ルイヴィトン美術館では、コートールド・ギャラリーに所蔵されていたイギリスの実業家サミュエル・コートールド氏(1876- 1947)のコレクションから、約60点の印象派作品を見ることが出来ます。その他、50点グラフィック作品や手紙・本なども見ることが出来ます。

コートールド展はこの間まで、ロンドンのナショナル・ギャラリーで開催されていました。そして、今年2019年の9月~12月には、日本(東京・名古屋・神戸)でも順次開催が予定されている展覧会です。

★日本での展覧会に関してはこちら。

あなたを見つめる、マネの傑作 コートールド美術館展 朝日新聞創刊140周年記念事業:朝日新聞デジタル

原田マハの著書『ジヴェルニーの食卓』を読んでて良かった

この間、

原田マハの著書『ジヴェルニーの食卓』

を読んだばっかりだったので、印象派熱が私の中で高まっていました。

 

『ジヴェルニーの食卓』は、マティス、ピカソ、ドガ、セザンヌたち印象派画家の姿を描いた短編集です。

正直、オーディオガイドで聞くような絵の解説や人物名は、なかなか頭に入ってこないのですが、この小説は全然違いました!

本の末尾にも記載がありますが、この本は

「史実に基づいたフィクション」

です。

でも、読んでいると本当にこういう人だったような、こんな人生だったんじゃないだろうかと思えてしまうくらいです。事実と虚構が入り混じっていて、でもそれがすごく画家の熱意が伝わってくるもので、 すべてが事実のような気さえしてきます。

その上で、作品を見たので、どんな気持ちで作品描いていたんだろうみたいな、想像が広がりました。セザンヌの手紙やドガの作品を見て、おーってなったりしました。

原田マハの『ジヴェルニーの食卓』、おすすめです!

 

コートールド美術館展の見所

話を戻します。参考までに、今回のコートールド展の見所絵画を抜粋しておきます。

マネの『フォリー・ベルジェールのバー』

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『Bar aux Folies-Bergere(フォリー・ベルジェールのバー)』Edouard Manet(1882,The Coutauld Galley)

携帯で撮った写真が遠目からだったので、HPから借りました。手元が少し切れてしまっていますが。。

個人的には人物がより風景画の方が好きなのですが、今回の展覧会で一番印象に残ったのはこの絵でした。魅惑的という言葉がぴったりな女性で、見惚れてしまいました。

当時の官展で議論を巻き起こしたと言われる、オルセー美術館にあるマネの『草上の昼食』ですが、その前版もありました。(オルセーのより少し簡易な印象、解説には友人にプレゼントしたとか書いてあった気がする)

ルノワールの『桟敷席』

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『La Loge(桟敷席)』Pierre-Auguste Renoir(1874,The Courtauld Gallery)

ルノワールの初期の代表作。ルノワールはオルセー美術館の『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』が有名ですが、この作品も同様の華やかさが感じられます。

セザンヌの『カード遊びをする人々』

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『Joueurs de cartes(カード遊びをする人々)』Paul Cezanne(1892-1896,The Courtauld Gallery)

同じ題材・ほぼ同じ構図のものがオルセー美術館にもあります。

コートールド・コレクションの中には、たくさんのセザンヌ作品がありました。セザンヌと言えば、リンゴやオレンジの静物画がまず浮かびますが、コートールド・コレクションには、風景画が多くありました。風景画、すごい良かったです。

 

他にも、モネ、ドガ、シスレー、ピサロ、ゴーギャンなどなど

とにかく印象派の絵画の多さに驚かされます。印象派絵画はフランス以外にもたくさんあるのですね。

モネ、ドガ、シスレー、ピサロ、ゴーギャンなどなど。

印象派の絵画は、宗教画と違い予備知識が無くても楽しめるし、色合いの綺麗さで好き嫌いも感じることが出来るので、見ていて大満足でした。

 

La Collection Courtauld.Le parti de l'impressionnisme(コートールド・コレクション~印象派のビジョン~)

期間:2018年2月20日(水)〜6月17日(月)

休館日:火

開館時間:11:00〜21:00

★公式HPからチケット予約をしてから行くとスムーズです。

【公式HP】The Fondation Louis Vuitton: Official Website

以上、簡単にですが、印象派展の感想でした。実際の様子は、こちらの動画も参考にどうぞ!(英語版ですが。)

 

現代アートも意外と面白かった

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企画展発信にはなりましたが、企画展を見た後は、ルイヴィトン美術館の現代アートも見て回りました。正直、これは一体?というものもありましたが、いいなぁ楽しそうだなぁという好印象を持つ作品もたくさんありました。

例えば、上の画像はただキャンバス一面にグレーが塗られたもの。近くの解説員の方のを盗み聞きしたところ、このグレーを出すためにキャンバスや絵の具に特別な加工や工夫がされているのだとか。そういう芸術もあるんですね。感動という領域にはいかないけれど、自分が考えてる芸術の概念の枠は狭いぞーってことを知らせてくれるくらいの何かはありました。

 

草間彌生専用の作品ルームがあることも知らなかった!

ひとりで行ったら、現代アートの方は???で終わりそうでしたけど、今回友達と行ったので、これ何!?私でも書けるんじゃ、とか冗談を言いながら、一緒に解釈の妄想を話せたことも楽しめた要因かなと思います。

マネやモネが、最初の作品で揶揄や批判を受けたように、この現代アート作家たちも未来を見ているのかなと良い余韻を持って帰ることが出来ました。

ルイヴィトンのように、ファッションやデザインを発信していく企業だからこそ、昔のパトロンのように、クリエイターたちを支援しているのですね。

 

美術館の後は公園でのんびり!

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ルイヴィトン美術館はアクリマタシオン庭園内にあるため、ルイヴィトン美術館のチケットがあれば庭園にも無料で入ることができます。

庭園側の出入り口から出ると、ちょっとした遊園地のようになっています。ぐるっと回るのも楽しいですし、ベンチに座ってコーヒー飲みながらゆっくりできるスポットです。

今時期はお花もキレイですし、いいですよね。

 

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遠目に見たら桜かと思ったのですが、近づくと花弁が大きいお花。マグノリアというモクレン科の植物の一種らしい。

 

 その他、フランス生活の様子もついでにどうぞ。

www.matsuko-blog.com 

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改装後のコートールド・ギャラリーには行く機会は無かったと思うので、行って良かったです。

原田マハの『ジヴェルニーの食卓』もおすすめ!

マツコ